2011/12/31

海外放浪時代その2 (エクアドル)

海外放浪記その1、カナダ/モントリオールはこちら

2007年 エクアドル
3か月かけて南米大陸を縦断する計画を立てて、一か国目エクアドルに到着した私。
しかし、モントリオール(街で一番高いMount Royalでさえ海抜232m)から、キト(海抜2850m)へ
一気に移動した私を待ち受けていたのは高山病でした。
軽度の高山病ではありましたが、約1週間ほど
頭痛、めまい、食欲不振、睡眠障害、吐き気、顔や手足のむくみ、全身の倦怠感という
典型的な症状に悩まされることになりました。

もうひとつ悩まされたのが「スペイン語」
空港到着時にスーツケースが出てこなかったのですが、空港職員ですら英語が通じないことに愕然。
というわけで、まずは1カ月ほどキトでスペイン語を勉強することにしたのでした。
(でもフランス語とスペイン語は似ているので、1カ月ほどで日常会話は意外になんとかなりました。)

そしてまた、たくさんの出会いがあって私の計画は狂い始めるのでした・・・(笑)

まず、仲良くなった友達に紹介されて始めたボランティア。
エクアドルには原住民のインディヘナが住んでいるのですが、彼らはだいたいが貧困層です。
昼間は両親が外に働きに出るので、
子供たちを預かる保育所があるのですが、そこでボランティアしてました。



これは精神的に超きつかった。
衛生なんてあったもんじゃない。
ありとあらゆる矛盾と対峙しながら「できることをやる」しかなかった。
でも子供たちの笑顔に癒されながら、時には鬼のように彼らを教育しながら(笑)
ゆうこ先生は頑張っていましたよ。
あとから現地の人に聞いたけど、私が行ってた場所は現地の人でさえ近寄らない
「超危険地帯」(つまりスラムど真ん中)だったらしい。
それを知ったのは後からでよかったよ。

そして3週間ほど保育園でボランティアした後は、何を思ったかアマゾンで
植林ボランティアを始めた私・・・。(たぶん、人間に疲れたんだと思う。)
しかしこれまた精神的に超きつかった(笑)
ひたすら孤独と戦って、毎日コーヒーの苗を植える日々。
牛と、ハチドリが友達さ。
しかも、行った3日後くらいに水道が止まって、川の水を沸騰させて生活するっていう
ほんと「サバイバル」生活でした。これまた3週間くらい。


最初は一応家っぽいところに住んでたんだけど、水が出ないから川の近くでテント生活したり。

で、学校1か月、保育所3週間、植林3週間で、もうお気づきかと思いますが
南米を縦断する予定がこの時点でタイムオーバー(笑)
私の南米縦断計画はこのエクアドル一か国で幕を閉じるのでした。

おまけ:赤道。赤道は本当に赤い線だったw
違和感ないですよね。インディヘナのファミリーと。

そもそもリミットがなぜ3か月だったかというと、
モントリオールで友達の結婚式に参加することが決まっていて、
航空券を3か月フィックスで取っていたから。

そして2007年 アジア篇に続く・・・