2012/06/21

演劇なき演劇 政治なき政治

人生の境界に立った時代。
演劇は何であり、演劇は何をすることができるか
演劇は人々に娯楽以上の何かを与えることができるか。
新しい舞台美学を追求し、1999年の春『若い演出家たちの下心前』を皮切りにスタートしたソウル・マージナル・シアター・フェスティバルは今年で第14回を迎え、演劇と政治、演劇と社会の関係と課題を正面から取り上げる。
政治劇の新しい可能性、移動する家、空の土地への不時着、新しい政府の演劇、都市開発、自然と人間との対決、SF的想像力を使って「人間」と「世界」そして人間の根源的な「恐怖」を眺める実験など、不可能なものの可能性を模索し、独創的な舞台美学を披露する。
変なもの、新しいもの、つまらないものを信奉する「演劇ではない全てのものの演劇祭」であるソウル・マージナル・シアター・フェスティバルは、演劇と政治という決して軽くない質問を「演劇なき演劇、政治なき政治」というテーマで観客らと共に考えようと思う。核心は「無いこと」だ。 
「否定」を介して機械的意味の状態を説明する形態より、態度に焦点を当てながら、「無いこと」の意味を考える。 「無いこと」の意味は、「移動」や「変化」を追求する過程で、「時代」を考える「装置」であり、「新しい提案」の意味で転換される。

[出処] http://blog.naver.com/mtfestival/100160508176