【マーム/イタリア2】で、私たちの宿泊先がいかにも「ザ・トスカーナ地方」の山の中の一軒家で、暗くなったら蛍が飛んでると書きましたが、庭から見える風景を撮ってみました。
どうですか。
観光でフィレンツェに来ても、こんな風景には出会えませんよ(笑)
私は母屋の方に泊っているのですが、男子チーム、音響・照明チームは離れに泊っています。
私の部屋からその部屋に行こうと思うとこんな道を通ります。
一度、暗くなってから他の部屋に行こうと思ったらあまりに暗くて(明かりと言えば月明かりと蛍の光のみ)ペンライトを取りに部屋に帰るという、そのくらいの大自然に住んでいます。
電気がなければ暮らせませんよッ!(by純)
さて、ミニバスで人里に下りていき、劇場オープンまではいつもコーヒータイム。
音響の角田さんが頼んだホットチョコレート。濃度がパネェっす!
それを飲んだ制作林さん「これ、チョコレートフォンデュの原液じゃないですか?」
10時。劇場オープン。みんな稽古に備えて各自スタンバイ。私は字幕の動作確認。
今回は、横浜公演の会場とあまりに空間が違うので、ドレスリハーサルもカットして、本番直前まで稽古をすることに決めました。
しかし、稽古の間いろんなひとが私のところにやってきて、場合によっては稽古が中断されてしまうことがたびたび…。
その1、スペースのオーナーが今すぐ会場を見たいと言っているから5分だけ電気を全部つけてくれ。
その2、清掃員が18時に帰るので、今掃除をさせてほしい。
その3、今日の公演は完売したので増席したい。いまからベンチを運び込むからどこに置いたらいい?
その4、置いていた機材を今撤収したい。
などなど。
みんなまとめて来てくれればいいのにーーーー!
そして、てっきり椅子を並べるんだと思っていた客席用ひな壇は、なんとこのまま座るということが判明。
一同「え、絶対おしり痛いよね…。」
父さん、イタリア人のお尻は分厚いのでしょうか…。
さてさて、公演日となると他のテクニカルスタッフとも、キャストとも違う動きをするのが「制作」というポジションです。私は制作の林さんと2人でほぼ行動をしていたのでこれからは、林さんのレポートになります(笑)
本隊の動きはきっとライターの橋本さんのレポートにあがるはず(期待)!
招待やプレスも直接座らせるのね! |
今日の公演は前売り完売です!幸先いいね☆
20:40。開場時間。しかし、現れないフェスティバル側のフロントスタッフに不安を隠しきれない私たち。
20:50頃になってようやくフロントミーティングのようなものが現地スタッフで行われ、開演時間の21時、ついに開場(笑)
今日の公演、21時30分だったんじゃないかと思わずパンフレットを確認した私たち。
来場者に挨拶する林さん。
まもなく始まるかな…。
でも実際はこの後もどんどんお客さんがやってきて、立ち見もでました。
21:15。いよいよマームとジプシーの初となる海外公演の幕が開きました。
イタリアのお客さんはすごい集中力で観てくれました。
終演後、フェスティバルディレクターのマウリッツィアが
「ベニーーーーーッシモ!!!(goodの最上級系みたいなかんじ)」と藤田さんとハグ。彼女は過去にマームとジプシーの作品を2つ見ていて、今回で3作品目なのですが、一番良かったとのこと。
「でも、ひとつだけ悪いことがあるわ」
とマウリッツィア。
「それはね、お尻が痛いことよ」
ほれ、言わんこちゃな―――――――い!
しかもそれ、あなたのフェスティバル側のしごと―――――――!
フェスティバルバーで、遅くまでマウリッツィアと歓談。
フランス人振付家、グザヴィエ・ル・ロワ(Xavier le Roy)も観に来ていて、たいそう気に入ってくれた模様。藤田さんとは直接話せたようで、よかった、よかった。
☆おまけ☆
昨日の記者会見の記事がさっそく地元新聞に取り上げられました。
iphoneやipadで開くと写真は1枚しか見れないのですが、PCから開くととっても素敵な(というか、いろいろ突っ込みたくなる)写真が最初に出てきます。
とくに、みんなが驚愕したのは最後に出てくるこの写真。
本人もいつ撮られたのか全然分からないそうです。
さて、明日からもどんどんこの作品はフィレンツェの空気を吸って良くなっていくと思います。
フェスティバルの事務局長に、明日からどんどん増席する方向で!と言われたのですが、お客さんがたくさん来てくれて、そしてマームとジプシーの名前を憶えてくれるととっても嬉しいなと思います。
あ、ちなみに全部で5回公演です。
なのであと4回。
あ、ちなみに全部で5回公演です。
なのであと4回。