2012/06/25

『a Mobile House』

a Mobile House

『a Mobile House』(韓国初演)
坂口恭平
ワークショップ/展示

日時・会場:
<モバイル ハウス@ソウル 製作ワークショップ>
ソウルで収集可能な材料を活用した製作ワークショップ

2012年7月6日 (金) 10:00~22:00
* 作業状況に応じて、時間に変動がある可能性があります 。
* 5日 (木) 夕方 、7日 (土) 午前  追加の作業に参加可能かどうか明記
申込み方法:詳細はこちらから


<展示>
2012年7月7(土)~8(日)午後 大学路アルコ芸術劇場 前庭 
2012年7月10日(月)~20(金) ムンレ芸術工場
対象年齢:全年齢
チケット:無料

作品紹介
家は蓄財の道具や結果ではなく、永遠に滞在すべき場所ではない

現在の住居形態、家の所有に関する価値観に対して疑問や不自然さを感じた建築家は、住宅、建物、あるいは壊れずに一ケ所にしっかりと鎮座する家ではなく、誰でも簡単に作れて、つぶれればまた再構築することができる生活の空間、一ケ所に永住するのではなく、その中に住む人の動きにあわせて共に動く家、自然のエネルギーとどこにでも散在している資本主義の副産物を最大限に活用する住居の方式を提案する。

金がない生活も可能だ
家から始まった彼の疑問は、金(貨幣)に対する疑問、金を獲得するための労働についての疑問につながる。彼は強固な資本主義体制の隙間の副産物を活用したり、疎外された労働ではなく、自分が持っている最小限の能力で楽しむ活動により、最小限の必要な資金を獲得する方法を選ぶ。

今は新しい国家が必要だ
住居、貨幣に対する彼の認識は、新しい国家を作ることにつながり、テリトリーの中で新しい住居と貨幣の運用方式を実験し、人と芸術を集め国家の価値観(正確には「新政府」という新しい考え方が必要にならざるをえないという価値観)を拡散するために、自らを「新政府首相」と命名する。

坂口恭平
建築家/作家。 早稲田大学理工学部建築学科卒業後、2004年に日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』(リトルモア)を刊行。2006年カナダ、バンクーバー美術館にて初の個展、2007年にはケニアのナイロビで世界会議フォーラムに参加。2008年、隅田川に住む路上生活の達人・鈴木さんの生活を記録した『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(大和書房刊)を刊行し、翌2009年には自身も実際に多摩川生活を経験する。 他の著作に『隅田川のエジソン』(青山出版社)、『TOKYO一坪遺産』(春秋社)などがある。

[出処] http://blog.naver.com/mtfestival/100160421189