2013/03/01

ミュージカルも公演も展示も。ソウルに来るなら4月8日の週がおすすめ☆

みなさま、ご無沙汰しておりました…。
実は昨年末に日本に帰国しまして、1月の正月休み明けから2月下旬まで国際舞台芸術ミーティング in 横浜2013(TPAM in Yokohama 2013)にスタッフとして関わっておりました。
いろいろ忙しくって更新サボっててごめんなさい!(言い訳)
帰国の報告を怠っていたため、TPAMで再会したみなさんにもなんで日本にいるんだって結構驚かれました…。
昨年の自分のお仕事も改めてまとめてみたりしましたよ。

さぁてさてさて、久々の更新なのですが
今年の春にソウルで見られる公演、展示が自分的にかなり面白い、興味深いものが揃っているんです。
もし同時代の舞台芸術、美術に興味があって、この春にソウルに来ようと考えている方がいれば4月8日~14日の一週間を特にお勧めしたい!
2泊3日、3泊4日でも飛行機の時間とスケジューリングをうまくやれば、素晴らしく充実した時間が過ごせると思うんですよね。

いろんなところに散らばってる情報をここに集結しますよ。

ちなみに私も3月中旬から4月下旬までの1か月はソウルにいる予定です。
成田―仁川でLCCのエア・アジアも就航したことだし、とにかく来ちゃえばいいと思うの☆


4月上旬~のおすすめ公演/企画

※タイトルをクリックすると各公式ページ、もしくは主催者サイト、チケット取扱いサイトに飛びます。
※一部ソウルではないものもありますが、時間があれば足を運ぶ価値があると思うので併せて記載しました。

《公演》
4/6~5/1 ミュージカル『レ・ミゼラブル』
現在映画が大ヒット上映中のミュージカル『レ・ミゼラブル』の韓国版がついに!ただでさえ韓国のミュージカルはクオリティが高いのに、本作のキャスト選定にあたっては10か月間にもわたるオーディションによって2000人の中から選出。最高のキャストによる韓国版『レ・ミゼラブル』は必見。

4/8、9 山下残+アン・エスン舞踊団 韓国版『そこに書いてある』(Festival Bo:m)
2002年に伊丹アイホールで初演後、京都、福岡、ブリュッセル、イスタンブールでも上演された山下残の代表作を、アン・エスン舞踊団とのコラボレーションで上演。

4/10~14 フォーサイス・カンパニー 『Heterotopia』(Festival Bo:mとSeongnam Arts Centerの共同主催)
大劇場で上演するにも関わらず少数の観客しか入場することができない本作は、フーコーの概念をタイトルに引用し、言語と非言語、身体と概念、コミュニケーションと断絶を混在させる。2006年初演。

4/11~14 イ・ヨンジン 『We’re Gonna Die』 (Festival Bo:mとDoosan Art Centerの共同主催)
2011年のObie Award* 受賞作品。メメントモリ、いつかは必ず死ぬという絶対的真理を前に、アマチュア俳優たちが自分の人生を歌いだす。
*Off-Broadway Theater Awardsの略で、その年にニューヨークで上演された優れた舞台に与えられる賞

4/12~14 ソ・ヒョンソク 『Stage Fright (h u r t / h e l p) 』(Festival Bo:m)
2012年のフェスティバル/トーキョー公募プログラムの審査員も務めたソ・ヒョンソクが、人間の弱さ、コミュニケーションの向こうの存在論的ひっ迫をテーマとした待望の新作を発表。

4/13~16 ナム・ファヨン 『Dimensions Variable』 (Festival Bo:m)
美術の分野で使用される用語「Dimensions variable」。展示物の大きさ、位置などが空間の変化に応じて、さまざまな方法で配置される、または可能性があることを意味する。その可変属性を時間領域に拡張させてみるとどのような状況が起きるだろうか。Dimensions variableの概念を美術館から劇場へと拡張する試み。

※Festival Bo:mについては昨年書いた記事も参考にしていただければ。

《展示》
2/7~6/16 Nam June Paik Art center 企画展 『Tireless Refrain』
タイトルに「リフレイン」とあるように、アーティストたちが特定の行動を持続し、繰り返すことでどのように現実への批判的視点や意識を呼び覚ますのかを問いかけとした展示。芸術家の「政治性」もテーマとする。(Nam June Paik Art centerは実はソウルではないのでご注意。高速バスでソウルから30分~45分程度。)

3/28~6/2 サムスン美術館リウム 企画展 『MISE-EN-SCENE 演出された場面』(現在詳細は韓国語サイトのみ)
「MISE-EN-SCENE」は、もともと演劇などで舞台の場面演出を指す言葉だが、映画では画面上の視覚的な構成要素を総称する広い用途で使用される。 この展示は、これらの映画的なツールを活用した作家たちを通じ、現代美術におけるシーン演出の意味を探そうとする。

3/5~4/14 ソウル大学校美術館、国際交流基金 『Re:Quest―1970年代以降の日本現代美術』展
1970年以降の作品より、今もなお影響を与え続けている重要な美術家の作品から若手作家の作品まで、日本現代美術の40年間を多角的な視点から概観する展示。

あとは、別におすすめってわけじゃないんですけど、ソウル市立美術館では4/14まで『ティム・バートン展』やってます。

これに加えて、ショッピングもエステ(サウナもあかすりも!)もグルメも堪能しなきゃでしょ!
特にワタリガニを醤油タレに付け込んだ「カンジャンケジャン」は春はカニの卵が大きく別格においしい季節らしいです。
カンジャンケジャン
あと、韓国ではもちろんユッケもレバ刺しも食べれるしね!
じゃあみなさん、そういうことで一足お先にソウルで待ってます☆